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合板の「特類・1類・2類」と「F☆☆☆☆」の意味

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要点
  • 特類・1類・2類は接着の程度の区分。特類は屋外・常時湿潤、1類は断続的に湿潤、2類は時々湿潤な場所が対象。
  • F☆☆☆☆〜F☆はホルムアルデヒド放散量の区分で、F☆☆☆☆は平均値0.3mg/L以下。接着の程度とは別の基準。
  • 放散量の基準は普通合板などでは全製品に適用。構造用・コンクリート型枠用は表示したものに限る。

「特類・1類・2類」は接着の程度の区分で、どの程度湿潤になる場所で使うかによって分かれる。「F☆☆☆☆」「F☆☆☆」「F☆☆」「F☆」はホルムアルデヒド放散量の性能区分で、F☆☆☆☆は平均値0.3 mg/L以下・最大値0.4 mg/L以下。二つは合板の日本農林規格(JAS 0233:2026)の中で、「4 接着の程度」と、品質の項目の「ホルムアルデヒド放散量」として別々に定められている。

特類・1類・2類は使用場所の湿潤の程度で分かれる

JAS 0233:2026の定義(3.10〜3.12)は次のとおり。

区分定義
特類屋外又は常時湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とし,4.1の要件を満たすもの
1類コンクリート型枠用合板及び断続的に湿潤状態となる場所(環境)において使用することを主な目的とし,4.2の要件を満たすもの
2類時々湿潤状態となる場所(環境)において使用することを目的とし,4.3の要件を満たすもの

確認する試験も区分ごとに違う(4.1〜4.3)。特類は連続煮沸試験・スチーミング繰返し試験・減圧加圧試験(全ての単板が針葉樹のものに限る)のいずれかで確認する。1類は煮沸繰返し試験・スチーミング処理試験・減圧加圧試験(全ての単板が針葉樹のコンクリート型枠用合板に限る)のいずれかで、表面加工コンクリート型枠用合板・天然木化粧合板・特殊加工化粧合板・特殊コアーの合板は1類浸せき剝離試験で確認する。2類は、普通合板(特殊コアーの合板を除く)が温冷水浸せき試験、天然木化粧合板・特殊加工化粧合板・特殊コアーの合板が2類浸せき剝離試験。

合板の種類ごとの接着の程度と放散量の基準

合板の種類接着の程度ホルムアルデヒド放散量の基準
普通合板1類・2類(5.1.1)全製品に適用(5.1.3)
コンクリート型枠用合板1類(5.2.1)表示をしてあるものに限る。区分はF☆☆☆・F☆☆・F☆(5.2.5)
構造用合板特類・1類(5.3.1)表示をしてあるものに限る(5.3.5)
化粧ばり構造用合板特類・1類(5.4.1)全製品に適用(5.4.5)
天然木化粧合板1類・2類(5.5.1)全製品に適用(5.5.4)
特殊加工化粧合板台板合板が1類・2類(5.6.1)全製品に適用(5.6.5)

コンクリート型枠用合板と構造用合板は、ホルムアルデヒド放散量を表示した製品だけに基準が適用され、その場合は品名の次に「(低ホル)」と記載する(6.4、6.6)。ほかの4種類では、ホルムアルデヒド放散量は一括して表示する事項になっている(非ホルムアルデヒド系接着剤などを使用している旨を表示する場合を除く。6.1、6.7、6.9、6.11)。

F☆☆☆☆〜F☆の上限値

ホルムアルデヒド放散量の基準(表2・単位 mg/L)は次のとおり。

性能区分平均値最大値
F☆☆☆☆0.30.4
F☆☆☆0.50.7
F☆☆1.52.1
F☆5.07.0

☆の数が多い区分ほど上限が小さい。コンクリート型枠用合板の基準(表11)にはF☆☆☆☆の区分がなく、F☆☆☆・F☆☆・F☆の3段階。

普通合板・化粧ばり構造用合板・天然木化粧合板・特殊加工化粧合板では、ホルムアルデヒドを含む接着剤を使用していないことを登録認証機関又は登録外国認証機関が認めた場合、この基準は適用されない(5.1.3、5.4.5、5.5.4、5.6.5)。普通合板ではその場合「非ホルムアルデヒド系接着剤使用」と表示してもよい(6.1 d)、6.2 d))。

種類ごとのページ

合板の種類一覧から、6種類それぞれの接着の程度とホルムアルデヒド放散量の条件を確認できる。

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