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天然木化粧合板・特殊加工化粧合板・化粧ばり構造用合板の違い——JAS 0233の定義

- 天然木化粧合板は化粧単板をはり合わせた合板(化粧ばり構造用合板を除く)。接着の程度は1類・2類。
- 特殊加工化粧合板はオーバーレイ・プリント・塗装等の加工を施した合板。接着の程度は1類・2類。
- 化粧ばり構造用合板は構造用合板に化粧単板をはり合わせたもの。接着の程度は特類・1類。
天然木化粧合板は、表面または表裏面に化粧単板をはり合わせた合板です(化粧ばり構造用合板を除く)。特殊加工化粧合板は、表面または表裏面にオーバーレイ、プリント、塗装等の加工を施した合板です(コンクリート型枠用合板・化粧ばり構造用合板・天然木化粧合板を除く)。化粧ばり構造用合板は、構造用合板の表面または裏面に化粧単板をはり合わせたものです。3つとも農林水産省「合板の日本農林規格」JAS 0233:2026の第1部(JAS 0233-1)の箇条3で定義されている用語です。
天然木化粧合板とは
天然木化粧合板の定義は「合板のうち、化粧ばり構造用合板以外の合板で表面又は表裏面に化粧単板をはり合わせたもの(側面加工を施したものを含む。)」です(3.8)。化粧単板は「木材質特有の美観を表すことを主たる目的とした単板」です(3.7)。構造用合板に化粧単板をはり合わせたものは化粧ばり構造用合板に当たり、天然木化粧合板には含まれません。接着の程度は1類または2類です(5.5.1)。
特殊加工化粧合板とは
特殊加工化粧合板の定義は「合板のうち、コンクリート型枠用合板、化粧ばり構造用合板及び天然木化粧合板以外の合板で表面又は表裏面にオーバーレイ、プリント、塗装等の加工を施したもの(側面加工を施したものを含む。)」です(3.9)。天然木化粧合板が表面に化粧単板をはり合わせるのに対し、特殊加工化粧合板はオーバーレイ、プリント、塗装等の加工を施します。規格は特殊加工化粧合板について次の4つのタイプを定義しています。
- Fタイプ: 主としてテーブルトップ、カウンター等の用に供されるもの(3.16)
- FWタイプ: 主として建築物の耐久壁面等の用に供されるほか家具用にも供されるもの(3.17)
- Wタイプ: 主として建築物の一般壁面用に供されるもの(3.18)
- SWタイプ: 主として建築物の特殊壁面用に供されるもの(3.19)
台板合板の接着の程度は1類または2類です(5.6.1)。
化粧ばり構造用合板とは
化粧ばり構造用合板の定義は「合板のうち、構造用合板の表面又は裏面に化粧単板をはり合わせたもの(さね加工を施したものを含む。)」です(3.6)。構造用合板は、化粧ばり構造用合板以外の合板で「建築物の構造耐力上主要な部分に使用するもの」です(3.5)。接着の程度は特類または1類で(5.4.1)、構造用合板(5.3.1)と同じ区分です。天然木化粧合板・特殊加工化粧合板にある2類の区分はありません。
接着の程度と標準の厚さ
| 種類 | 定義で除かれる合板 | 表面 | 接着の程度 | 標準の厚さ(mm) |
|---|---|---|---|---|
| 天然木化粧合板 | 化粧ばり構造用合板 | 化粧単板をはり合わせる | 1類・2類 | 3.2~6.0 |
| 特殊加工化粧合板 | コンクリート型枠用合板・化粧ばり構造用合板・天然木化粧合板 | オーバーレイ、プリント、塗装等の加工 | 1類・2類(台板合板) | 2.3~9.0 |
| 化粧ばり構造用合板 | なし | 構造用合板に化粧単板をはり合わせる | 特類・1類 | 4.0~50.0 |
標準の厚さは附属書C「合板の標準寸法」の表C-1の値です。附属書Cは「参考」の附属書で、附属書A・Bのような「規定」の附属書ではありません。特類・1類・2類それぞれの要件は合板の「特類・1類・2類」と「F☆☆☆☆」の意味で扱っています。普通合板・コンクリート型枠用合板を含む6種類のページは合板の種類一覧にあります。
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